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体制作りを船上でのトレーニング等を通じ常に取り組んでいく必要があると思います。
以上、船を動かす者の立場から、特にソフト面からのヒューマンエラーの防止についてお話させて頂きました。基調講演でも触れられていた様に勿論ソフト面だけでなくハード面からの取組も必要ですが、現在、研究開発が進められている各種の運航支援システムにおけるマン・マシン・インターフェースの設計、標準化に当たっても、今申し上げた様な乗組員の多国籍化に起因する色々な問題点、つまりハードを使う人間の文化や生活習慣や言葉の違いにまで踏み込み、そうした人間の機能や特性の違いについても配慮していくことが必要と考える。

 

 

 

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